こんにちは、らくとです。
この記事では、失敗しない本の選び方を紹介します。
「読書を始めてみたはいいものの、次に読む本をどうやって選べばいいか分からない・・・」
「忙しい中、時間を割いて読むんだから本選びで失敗したくない・・・」
そう思っている方は、この記事が参考になると思います。
1.本選びについて
まず、読書において本選びというのはとても重要なステップの一つです。
本を読む人ならば、「読んでみたけど、あんまり面白くなかった・・・」という経験を一度や二度ならず、したことがあると思います。もちろん私もあります。
本選びにおいて重要なのは、その本は自分に合っているかどうか、ということです。
面白くなかったというのは、その本が悪いのではなく、かといってもちろんあなたが悪いのでもなく、その本はただあなたの好みには合わなかったということなのです。
つまり、本選びにおいて重要なのは、「自分の好みを把握する」ということです。
自分はどんなジャンルが好きなのか、どんなストーリーに惹かれるのか、そういった好みというのは、読書を続けるうちにだんだん定まってくるものです。そのため、読書を続けると、本選びのミスというのは、少なくなっていくと思います。「これ、絶対自分の好きなやつ!」という風に、自分に合う本が自然と分かってくるからです。
では、読書初心者の人や、好みがまだ定まっていない人は、どうやって本を選べばいいのでしょうか。ここからは、そういった人が失敗しない本の選び方について、紹介していきたいと思います。
2.本の選び方
ここでは、失敗しない本の選び方を6つ紹介したいと思います。
1.人気・有名な本を選ぶ
一つ目は、「人気・有名な本を選ぶ」です。
とても単純な方法のようですが、確実な方法でもあります。
人気・有名な本というのは、面白く、かつ読みやすいと多くの人が感じている本であり、つまり多くの人の好みに合う本だということです。なので、あなたの好みにも合う可能性が高いといえます。
SNSで多くの人が紹介している本や、本屋さんに行ったときにポップ付きでたくさん積み上げられている本、本の売り上げランキングで上位にある本などをまずはチェックしてみて、そこから面白そうと思ったものを読んでみるといいと思います。
2.ジャンルで選ぶ
二つ目は「ジャンルで選ぶ」です。
本にはジャンルというものがたくさんあります。ミステリー、ホラー、恋愛、人生ドラマ、ファンタジー、歴史小説、ノンフィクション、自己啓発本、エッセイ・・・そして、それらの大枠の中に、さらに細かい分類があることもあります。
自分が以前読んで面白いと思った本があったならば、そのジャンルは、あなたの好みに合っている可能性があります。似たようなジャンルの本を選んで、読んでみましょう。
例えば私は、特に本格ミステリーというジャンルが好きで、特にその中でも「館もの」が好きです。タイトルに「〇〇館」と入っていたら思わず手に取ってしまいます。
3.作家で選ぶ
三つ目は「作家で選ぶ」です。
読書好きの人ならば、新刊が出ればチェックする、お気に入りの作家が少なくとも一人や二人はいるはずです。
作家にはそれぞれの色や世界観、文章の書き方やストーリーの展開の仕方などがあり、ある作家の一冊の本を「面白い」「これ好きだな」と思ったならば、その作家の他の本も気に入る可能性が高いのです。
「この作家さんの本なら間違いなく面白い」そう思えるようなお気に入りの作家さんを見つけることができれば、読書はより楽しくなります。
ちなみに、私の一番のお気に入りは綾辻行人さんです。
初心者でも読みやすい作家さんとしては、東野圭吾さんや恩田陸さん、有川ひろさんなどがおすすめです。
4.賞で選ぶ
四つ目は「賞で選ぶ」です。
本にはいくつもの賞があります。本をあまり読まない人でもぱっと思い浮かぶ賞と言えば「芥川賞」「直木賞」でしょうか。それ以外にも賞はたくさんあり、それぞれに傾向があります。
一度読んで面白いと思った本が何かの賞の受賞作だと分かったら、その賞を取った他の作品も読んでみましょう。自分の好みの本が見つかりやすくなると思います。
例えば、私は「鮎川哲也賞」という、東京創元社が主催する推理小説の新人賞を取った作品は必ずチェックします。この賞はわりと凝ったトリックや舞台設定の本格ミステリが受賞することが多いので、私の好みに合っているからです。
初心者におすすめの賞としては、大衆文学が受賞するため読みやすいものが多い「直木賞」と、全国の書店員の投票で選ばれる「本屋大賞」がおすすめです。
5.映像化作品の原作を読む
五つ目は、「映像化作品の原作を読む」です。
世間で流行っている映画やドラマには、小説を原作としたものも多くあります。有名なものでいうと、大ヒットした映画「永遠の0」は百田尚樹さんの同名小説が原作ですし、同じく話題になったドラマ「謎解きはディナーの後で」は、東川篤哉さんの同名シリーズを原作としています。
実際に映画を見て、面白いと思ったら、原作も読んでみてください。結末が分かってるのに面白いの?と思うかもしれませんが、同じ物語でも、映像で表現されたものと文章で表現されたものでは、やはり違った味があります。また、映画ではなかったシーンが原作にあったりして、それを探すのも面白いです。
本も好きだけど、映画・ドラマを見るのも好き、という人は、物語を二倍楽しめるこの方法を、是非試してみてください。
6.今の自分と照らし合わせて選ぶ
六つ目は「今の自分と照らし合わせて選ぶ」です。
これはとてもシンプルかつ確実な方法と言えるでしょう。今の自分に合っていると思う本、今の自分が共感できそうだと思う内容の本を選べばいいのです。
例えば、高校生ならば高校生が主人公の本、最近落ち込むことが多いな、と思う人ならば元気が出そうな本、最近大事な人を亡くしたという人ならば、死について考えさせられる本、などなど、今の自分の状況に合った内容の本ならば、登場人物の気持ちが分かる分、物語に入り込みやすくなります。
SNSやブログなどで本紹介をしている人は結構たくさんいます。「元気の出る本」や「高校生に読んでほしい本」など、内容ごとに本を選んでまとめているアカウントやサイトを参考にすれば、自分の今の気持ちにぴったり合う本が見つかると思います。
3.まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回の記事では、本の選び方について紹介をしました。
本選びで失敗をしたくない、という人はぜひ、参考にしてみてください。
けれども、個人的には、本選びでの失敗というのは私は、それほど悪い経験ではないと思います。「読まなくてもよかった」本はあるかもしれませんが、「読まない方がよかった」本は、私はないと思っているからです。
ですから、失敗をしてしまっても、それほど落ち込まず、新しい本とどんどん出会っていってほしいです。
では、ここらで。
よい読書ライフを!
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