こんにちは、らくとです。
本はただ読むだけでも有意義ですが、少しやり方を工夫するだけで、その意義をより深めることができます。
実際に私も実践しているその方法を、みなさんに紹介したいと思います。
ただ本を読むだけではなく、本からよりたくさんのものを学び取りたい、感じ取りたいという人は、ぜひ、こちらの記事に目を通してみてください。
1.本の読み方
まず紹介するのは、本の読み方です。有意義な本の読み方は3つあります。
1.メモを取りながら読む
一つ目は、「メモを取りながら読む」ということです。
本を読んでいて、「おっこの文章いいな」とか、「この考え方好きだな、参考になるな」と思ったらページ数と一緒にそれをメモに残しておけば、それを読んだ後、見返したいときにいつでも見返すことができます。また、本を読んでいて自分が思ったことや考えたことをメモするのもいいでしょう。
本に線を引いたり、直接書き込んだりするのも、それが自分の本であり、かつそういったことが気にならない人ならば、いい方法だと思います。次に読み返したときに、自動的に以前の自分が気に入った部分や考えていたことが分かるからです。
2.辞書を引きながら読む
二つ目は「辞書を引きながら読む」ということです。
これは語彙力を養うための読み方です。
知らない言葉や慣用句が出てきても、意味が曖昧なまま素通りしていては、語彙力は身につきません。それではもったいないと思います。
知らない言葉や慣用句が出てきたら、まずは意味を推測してみて、その後にその意味を調べてみましょう。紙の辞書とまではいいませんが、スマホでその言葉を検索してみれば、意味や使い方が出てくると思います。それらは数分で済む作業です。
似たような意味でも、ニュアンスが微妙に異なったりする言葉がたくさんあります。その場面になぜその言葉が使われたのか、考えてみるのも面白いでしょう。
3.考えながら読む
三つ目は「考えながら読む」ということです。
ただ並んでいる文字列を目で追うのではなく、もっと能動的に頭を働かせながら読んでみましょう。
「次には何が起こるだろうか」「この人はなぜこんなことをしたのだろう」「これはどういった意味だろう」「この比喩は何を表しているのだろう」
そう言ったことを頭の中で考えながら読んでみましょう。難しいことのように思えるかもしれませんが、自分だけしか見ていないのだから、その考えがどれほどつたなくても、最終的に答えが分からなくても、一向に構いません。ただちょっと考えてみる、それだけでいいのです。
また、本の中に描写された風景などを実際に頭の中で想像してみながら読むのも楽しいと思います。本の面白さは、文字だけで書かれている分、私たちが自由に想像できる範囲が広いということなのですから。
2.アウトプットの仕方
次は読書後の話です。
読んだ本の内容、そこから得たもの、自分が考えたこと、そういったものを目に見える形で表現したり、行動に移したりすることも有意義な読書のためには大切です。
アウトプットの方法を3つ、紹介したいと思います。
1.読書ノートを作る
一つ目は「読書ノートを作る」ということです。
読書ノートとは何かというと、そのまま、読書の記録をするノートのことです。私は、中学生のときからずっと欠かさずこの読書ノートを付けています。これを書き終わらないと本を読み終わったという気がしないほど、習慣化しています。
そこには、その本を読んだ感想やその本を読んで考えたことなどを書きます。そういったことを、読書後に再び本をパラパラとめくりながら、また、メモを取っていた場合はそのメモも一緒に眺めながら、改めて自分の言葉できちんと文章としてまとめると、より分かりやすくなります。そして、自分の考えを文章にまとめる練習にもなります。
また、ときどき読書ノートを見返してみることで、過去の自分の考えを知ったり、今の自分と比較したりすることもできます。
自分だけの読書ノートを作る作業は、読書好きにとってはとても楽しいものになるでしょう。
2.読書管理アプリを入れる
二つ目は「読書管理アプリを入れる」です。
読書管理アプリとは、自分の読んだ本を記録してくれるアプリのことです。いくつかありますが、有名どころでいうと、「ブクログ」と「読書メーター」の二つだと思います。
それらのアプリでは、読んだ本を登録できて、また感想を書き込むこともできます。
私が使っているのは読書メーターなので、ここでは読書メーターの話をしますが、読書メーターでは他にも積読本や読みたい本を登録したり、自分の本棚を自由に作って、読んだ本をカテゴライズしたりできます。また、自分と読んだ本の系統が似ている人をピックアップして紹介してくれたりもします。また、コミュニティというのがあり、本好きの人同士、そのコミュニティ上で話をすることもできます。
読書管理アプリのいいところは、簡単に自分が読んだ本の管理ができるということと、他の人の感想を見ることができるということです。また自分も感想を投稿することで、他の人と共有することができます。
アプリごとに機能に違いがありますので、それぞれのアプリを比較して、自分の目的により合うものを選んでみてください。有名どころの二つのアプリは、下に貼っておきます。
3.人と話す
三つ目は、「人と話す」ということです。
同じ本を読んだ人と、その本について語り合うのはとても大切なことですし、本好きにとっては、何より楽しいことだと思います。自分の意見を共有し、相手の意見も聞き、そういう風に会話をすることで、よりその本に対する理解は深まるでしょう。
身近に本が好きな家族や友達がいるならば、その人と話すのもいいですし、もっとたくさんの人、いろんな人と話したいのであれば、例えば一つ前に紹介した読書メーターのコミュ二ティに行ってみたり、本好きが集まるラインのオープンチャットに行ってみたりするのでもいいでしょう。大学生ならば、読書系のサークルなどに入るのもいいかもしれません。
私は、姉も同じく読書好きなので、姉とよく本の話をしています。姉が面白かったという本を私も読んでみて感想を話したりして、たまに意見が衝突することもありますが、それこそが人と話すということの面白さだと思います。
3.まとめ
いかがでしたか?
この記事では、本をより有意義に読むための方法を紹介しました。
もちろんこれを全て実践しなければならないというわけではありません。一つだけでも十分意味はあります。あなたがやりたいと思ったものを選んで、自分のペースでやってみてください。
この記事を全部読んだ上で、「えー面倒くさい、もっと気軽に読みたいのに・・・」と思った方もいるかもしれません。そう思ったのであれば、実践はしなくても構いません。最初に書いたように、本は読むだけでもそれなりに意義がありますし、何より、あなたが最も心地のよい方法でやるのが一番なのですから。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
では、また。
いい読書ライフを!
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